一生自分の歯で食べるために。歯科の基礎知識を、平易な言葉でわかりやすく解説します。

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一生自分の歯で食べるために、今日から始める口腔ケア

歯垢と歯石の違いから理解する口腔トラブルの仕組み

歯のトラブルを理解するには、歯垢と歯石を知る必要があります。

二つは違うものです。

歯垢は、歯の表面につく白いかたまりです。

プラークとも呼ばれます。

その正体は、細菌のかたまりです。

食べかすではありません。

歯垢の中の細菌が、虫歯や歯周病を引き起こします。

歯垢は、やわらかい状態です。

だから、歯みがきで落とせます。

一方、歯石は歯垢が固まったものです。

歯垢を取り残すと、唾液の成分で硬くなります。

これが歯石です。

歯石は硬く、歯にこびりつきます。

歯みがきでは落とせません。

歯石の表面はざらざらしています。

そこに、新しい歯垢がつきやすくなります。

悪循環が生まれます。

つまり、トラブルの出発点は歯垢です。

歯垢のうちに落とすことが大切です。

歯石になる前に取り除く。

これが予防の基本です。

毎日のブラッシングで見落としがちな磨き残しの盲点

毎日歯をみがいても、磨き残しは起こります。

理由は、みがきにくい場所があるからです。

盲点を知れば、磨き残しは減らせます。

第一の盲点は、歯と歯の間です。

歯ブラシの毛先は、すき間まで届きません。

ここは、デンタルフロスや歯間ブラシで補います。

第二の盲点は、歯と歯ぐきの境目です。

この溝に歯垢がたまります。

歯周病の原因になります。

ブラシを軽くあてて、ていねいにみがきます。

第三の盲点は、奥歯の裏側です。

見えにくく、ブラシも当てにくい場所です。

意識して磨く必要があります。

多くの人は、みがきやすい場所だけを磨いています。

同じ場所ばかりに時間をかけます。

その結果、決まった場所が磨き残されます。

大切なのは、口全体を順番に磨くことです。

盲点を意識すれば、ケアの質は上がります。


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